ソフトボールがきえた日
わたしはさっさと帰る準備をして教室を出た
あれが消えて以来他のみんなとはあんまり関わっていない
下駄箱に向かう途中晴子にあった
晴子は何かを心配してるようにこちらを見ていた
「晴子…」
なんでだろう…なんだか泣きそうになってきた
「綾芽…最近元気ないけど大丈夫?」
「うん。大丈夫!心配してくれてありがとう。じゃあまた明日ね。部活がんばれ」
わたしは涙をこらえ笑顔をつくった
「うん。ありがとう。」
晴子が微笑んだ
わたしは靴に履き替えようと下駄ばから靴を取り出そうとした
ガサッ
下駄箱に何か紙がはいっていた