ソフトボールがきえた日

わたしはさっさと帰る準備をして教室を出た

あれが消えて以来他のみんなとはあんまり関わっていない

下駄箱に向かう途中晴子にあった

晴子は何かを心配してるようにこちらを見ていた

「晴子…」

なんでだろう…なんだか泣きそうになってきた

「綾芽…最近元気ないけど大丈夫?」

「うん。大丈夫!心配してくれてありがとう。じゃあまた明日ね。部活がんばれ」

わたしは涙をこらえ笑顔をつくった

「うん。ありがとう。」

晴子が微笑んだ

わたしは靴に履き替えようと下駄ばから靴を取り出そうとした

ガサッ

下駄箱に何か紙がはいっていた

< 35 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop