ソフトボールがきえた日

すると冬華がわたしの首をつかんだ

「だまれ、だまれ、だまれ!」

冬華の目は必死だった

「は…な…して…」

すると冬華がわたしの首からそっと手を離した

冬華の目から涙が浮かびあがってきた

「この先も晴子はさみしい思いをする。けどわたしは晴子をさみしい思いにしたくない。だったら、晴子をわたしの世界に連れていくわ…」

わたしは冬華のて首をつかんだ

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