これが、あたしの彼氏です。【完】
その数分後、矢沢君から素早い返信が返って来る。
"大丈夫か。"
冗談半分で返したメールにも関わらず、矢沢君からの返信には簡素にたったそれだけの文字しか書かれていなかった。
「……何だか、調子が狂うな…」
あたしはそんな独り言をポツリと呟きながら、矢沢君から送られてきたメールに「大丈夫だよ。寝てれば治ると思う」ってそれだけ書いて送信ボタンを押した。
その数分後、またしても矢沢君から返事が返って来て、「分かった。」とそれだけ書かれた矢沢君のメール本文を確認すると、あたしはそっと携帯を枕元に置いた。
「……はあ、」
ずっと携帯を触っていたら、頭痛がもっと酷くなりそうだ。
あたしはそんな事を思いながら、今度こそゆっくりと目を閉じて、そのままスヤスヤと眠りに落ちた。