ベィビィ、アィ ラヴ ユー ?

ギュッと抱きしめてもらって
私は再び眠りにつく。



「近づくとうつるかもよ…?」


「オレにうつして
早く良くなって」


「ダメだよそんなの…」


「ユカちゃんが
 元気ないなんて…
    悲しいよ…」



社会人になって

一人暮らしを初めて
もう長いから



こうやって
看病されるのなんて
なんだか懐かしい気がするよ。



「拓って…お母さんみたい…」


「えぇ!?せめて
 お父さんって言ってよ!」





< 126 / 173 >

この作品をシェア

pagetop