ベィビィ、アィ ラヴ ユー ?


「ど、どうしたの?」


「ユカごめん…
 オレやっと気付いたんだ」


「何が?」


「オレにはやっぱり
 ユカしかいないよ…
 
 結婚しよう!」


「へ……?」



係長が気を利かして


「そっとして
 おいた方がいいな」


みんなを
連れて行ってくれた。


私はこのとき
自分のことで手一杯で


課長が
どんな表情をしていたかまで



気が回らなかったんだ。



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