ベィビィ、アィ ラヴ ユー ?


もう諦めていたのに


寛人と…結婚できる?


嬉しい…



頭の中でもう既に
ウェディング・ベルが
ガンガン鳴っていた。


忘れかけた夢が蘇って


そこらじゅうに
フラワーシャワーを
ぶちまける勢い。



一旦返したはずの
ダイヤの指輪を


寛人はずっと
持っていてくれたらしくて


それがまた私の
左手薬指に戻ってきた。




「ユカ、結婚しよう…」




< 142 / 173 >

この作品をシェア

pagetop