ベィビィ、アィ ラヴ ユー ?


近くのテーブルで


太ったおばさんたちが
大声で笑うのを聞いて


寛人があからさまに
嫌な顔をする。


「ユカはあんな
 下卑なおばさんに
 ならないでくれよな?」


「いずれ
 おばさんにはなるよ?」


「今からせめて
 体型維持に励んでよ?」




『幾つになっても
 ユカちゃんは
 ユカちゃんだよ』



『どんな姿になってもずっと
 ユカちゃんが好きだよ』





課長の言葉が





頭をよぎった。





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