ベィビィ、アィ ラヴ ユー ?


食事が終わって店を出て
私はおもむろに時計を見る。


「そろそろ終電だから…」


それを聞いて
課長が切なげな顔をする。


「帰っちゃうの!?
    どうして?」


「どうしてって…」


「ヤダよ…一緒にいて?
   お願いだから…」


人目も気にせず
手を握って懇願する。


コイツ絶対二重人格だ!
ヤダもう、怖い!


「寂しいよ…」


今にも泣き出しそうな
目で訴える。


私は仕方なく終電を諦めた。



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