ベィビィ、アィ ラヴ ユー ?


「ウソだったの…?」


また酷く悲しげな顔をする。


「い、いやあの…
 そうだったね?」


「思い出したの?」


「うん…」


「よかったぁ」


私の膝に
頬をすり寄せ手を握る。


うっとりと幸せそうな
そんな表情も


会社では見たことがない。


マズイことになったな
これ…


今度こそ酒をやめよう…

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