ベィビィ、アィ ラヴ ユー ?


課長をなだめすかして
何とか家に帰した日曜日


私は耐え切れなくなって
奈美に相談した。


「それは…ヘタすると
 ストーカーになるよ?」


「でしょう?どうしよう…」


「困ったねぇ」


二人でふーっと溜息を吐く。


「あんなイイ男が
 フリーでいるのは
 理由があったか…」


奈美も頭を抱えている。



「いい方法があるよ!
 ユカには前科もあるし」


「何が…?」


「向こうに
 嫌われればいいんだよ!」


「あ…」


「そうだよ!石堂さんが
 がっかりするような女に
  なればいいんだよ!」


「なるほど!」




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