ベィビィ、アィ ラヴ ユー ?


一人のアパートで
ヤケ酒を煽っていた
夜の10時過ぎ


家のチャイムが激しく鳴った。


絶対アイツだ!!


「ユカちゃん怒ってる…?」


「おまえなんか
 もう知らん!帰れ!」


「ごめんね…ごめん…」


「なんで
 舞ちゃんのことで私まで…」


「オレだって
 怒りたくないよ…」


また目に涙をいっぱい溜めて
泣きそうな勢いになってきた。


カンベンしてよ!


「でも仕事だから…
  やらなくちゃ…」


「もうわかった
 怒ってないから」


「ほんとう?」


「仕事だもんね」


「うん……」



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