かふぇおれ** 【詩】
o8.
「 好きなんだけど 」
いつものように階段を下りる私と君。
玄関分かれて、体育館と家。それぞれ目的地に行く予定だった。
そう。いつもならば。
ぱしっと腕を掴まれて、突然言われた一言。
嬉しくて、嬉しくて。
思わず泣いてしまった私に、君は焦っていて、そんな姿までも愛おしく思える。
「 私もね、好きだよ 」
そう言うって笑った私。
そんな私をみて君も笑った。
何年も先も続けばいいな。
恋は、嬉しいこと、悲しいこと、いっぱいある。
だから。
君に恋が出来て良かった。
甘いだけじゃない。
苦いこともたくさんある。
そんな恋はまるで、かふぇおれみたいだ。