謎の美少女
「あっ!!華龍さん!!ちわっす!!」
「あっー。うん。」
「華龍さん。こんちにわー!!」
「こんちわー。」
適当に挨拶を返し倉庫の奥へと進み幹部室に入った。
そして、幹部の皆に
「ぢゃ、寝るから。」
と言って幹部室より奥の総長室へと入った。
ここは総長しか入れない部屋だ。
私は、ファイルを開け今日の予定を見る。
「えっとー。19時から雷斗に喧嘩売られてるからそれを、買いに行ってっと……。
今日は、それでお終いかぁ……。つまんないのー。」
雷斗は世界№3の族だ。
でも雷斗は、武器や人質をとって、とにかく何が何でも勝とうとする意地汚い族のことだ。
私は、この族が1番嫌いだ。
武器と人質を使うなんて……。
だから今日、雷斗に喧嘩を売られていると言うことは、負けたら世界№1の称号を雷斗に譲らなければいけない。
それだけは嫌だ。
でも……武器ならまだしも、もし、もし……誰かが人質に出もされてしまったら……。
そう考えれば考えるほど、一刻も早く雷斗を潰さなければならない……。