【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀



玄関のところで植木さんに


「あれが褒め言葉だって言ってました。世の中わかりませんね。」



「あぁ。奥が深いですねぇ。」


「今日は白川さんとこにお花活けに行きます。姐さんにこれが褒め言葉に聞こえるか聞いてきます。」


「あははは。けど姐さんたちもきっと若の言おうとした事を理解すると思いやす。」


「そうなの?極道だと通じるものなの?」


「結衣さん…それはちげぇやす。」


植木さんは吹き出していたけど


「さぁ寒いから早くあったかい部屋にお入りくだせぇ。」


「植木さんも入って。風邪をひいたら大変ですよ。」


「へい。ありがとうごぜぇやす。」



私は部屋に戻り、白川の姐さんに


OK 伺います。
いつもと同じ時間で大丈夫ですか?
リクエストはありますか?とメールをすると



お任せするわ。
時間はいつもぐらいでOKよ。
迎えの車が行くから、用事あったら好きに使ってね。
美味しいきんつば用意しておくね(笑)



おおおっ今日はきんつば。


そんなお茶を楽しみに出かけていった。





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