【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
普通とは違う速度で深まっていった2人でも
それでもまだまだ未熟な月日。
喧嘩した数だけ仲直りすればいい。
喧嘩する前より大事にしあえばいい。
知れば知るほどイヤにならず
知ればしるほど好きになればいい。
「大丈夫だ。結衣が何か言うぐらい何でもない。俺は極道だ。あははは」
「あっそうだった。」
「それでも、家に帰れば結衣が怖い。」
「あははは。それが平和?」
「あぁそうだ。」
いつもの私と隼に戻り、
白川の姐さんたちの言う通りだとお礼のメールをした。
みんな私よりも先に極道の世界にいるからいろんな思いをし
そして私に教えてくれる。
いつか私よりも後に極道にきた堅気の姐さんがいたら
私も「大丈夫だよ。」
そう言ってあげたいと思う。