【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


「どう?お花が元気になると元気でそうでしょ?」


「えぇほんと。結衣さんのお顔を見ただけでも元気になれそうなのに。」


「それなら、いくらでも声をかけてくださいよ。電話でもメールでもいつでもOKですよ。相楽の姐さんの理恵さんも心配してましたよ。力になれることがあったら言って欲しいって。」


「えぇ。みんななんて有難いんでしょう…。」


麻衣さんが涙をふいたとき




ドーンッ



玄関の方から耳を割くようなものすごい音がして家の中が大きく揺れた。



いくつもの怒号と




ガシャンという大きな物音が響いたかと思うと



すぐに私たちがいる麻衣さんの休む部屋の中にも




ガシャンという大きな音のあと燃え盛る瓶がいくつも投げいれられた。
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