【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


「結衣、そろそろ式あげても平気か?」


「ん?」


「手放す気なんか、はなからねぇけど、お袋が結衣に時間やれって言っててな。」


「時間?」


「あぁ。ばばぁも手放す気なんかありゃしねーのに結衣が極道をもっとよく見て、それでもいいって思うまで式をあげるの待ってやれって言ってたんだ。」


「失礼なぁ。私の決意を舐めたらあかんぜよ?ママに言わなきゃ。」


「本当にいいのか?式をあげたら結衣の想像以上に結衣を知る人が増えるぞ。」


「だから、舐めたらあかんぜよなんだって。私を誰だと思ってるの。」


「フッ…だな。」


「そうだよ。隼…隼の決意は平気なの?私は並みの姐さんじゃないみたいよ?」


「あぁ…あははは。結衣の味方ばっかり増えてくな。」


「お茶処 結衣は大繁盛だよ。」


「今日の晩飯はきっとすげーぞ。」


「なんで?」


「結衣の退院祝い。」


「きゃードレス着ていこう。」


あははは




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