【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
植木さんが歩いてきて「若、結衣さんはいける口ですよね?酌させていただいてもよろしいですか?」
なんて嬉しいことを聞いてくれたから
「よろしいです。よろしいです。」
私がグラスを出すと響さんも由香里さんも隼までゲラゲラ笑ってた。
当然、響さんも由香里さんにもお酌をした。
隼と奏君にもお酌をした。
次次によろしいですかってきたから みんなも同じだけ飲んで
「あぁお腹苦しいよ結衣。」
由香里さんが悲鳴をあげるから
「じゃあお返しにいってきます。」と立ち上がって組員さんのお酌に回った。
「ご心配おかけしました。」
「またよろしくお願いします。」
「ただいま。」
たくさんビールをついでまわった。
「植木さん、今度さしで飲みましょう。」
私のお誘いには、嬉しそうに
「楽しみにしておりやす。」って言ってくれた。
席に戻ると隼がビールをついでくれて
ゴクゴクと飲むと
「結衣、あなたまだ飲めるの?」
由香里さんに言われ
「あぁ…ビールならいくらでも。」
「そのちっちゃい身体のどこに入るの。」
「今、ちっちゃい言いました?」
「え?言った?」
「言ってません?」
「言わないわよ。」
あはははは
また楽しい時間が戻ってきた。