【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「じゃあ一緒に行くか。」
「え?」
「不満かよ。」
「え?いや、全然不満なんてないよ。そりゃ嬉しいに決まってる。」
どこでミスったのか、よくわからないけど
温泉に行くことはOKだ。
隼が一緒じゃない方がいい?
それも違う。一緒だとすごく嬉しい。
「お袋いらなくね?」
「え?」
完全にミスってる気がした。
「また4人で行こうよ。家族旅行。奏くんも行くかな。」
「行くわけねーだろ。」
「だよね。」
「ねぇ。隼とだけ言ったら由香里さん怒ると思うよ。」
隼の服を引っ張りながら言うと吹き出して
「絶対怒んだろうな。」
「響さんも行けるかな?」
「二宮んとこの問題片付いたから平気だろ。」
「そっか。」