【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
高速を降り温泉街も通り抜け
田園風景の広がる静かな農村地帯と思われる中を車が走ると
1軒の屋敷の前で車は停まった。
「ここ?」
「あぁ。」
ドアを開けられ隼と降りた。
響さんと由香里さんも降りていて
由香里さんは嬉しそうに呼び鈴を押した。
中から、男の人が出てくると深々と頭を下げ
「お疲れ様でございます。お2人とも首を長くしてお待ちですよ。」
優しく由香里さんに微笑み
由香里さんもまたいつもの由香里さんの表情とは違い、
もっと子どものように感じるぐらい可愛らしい笑顔だった。