【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
車の中でも隼は超がつくぐらい不機嫌で高野さんが心配してた。
「大丈夫ですよ。隼は寛大で器のでかい男だから。」
私が笑うと
チッって舌うちの後、ヘッドロックをかけてきて
「てめぇ…仁義貫いてきやがれよ?」
「へい。隼への仁義もしっかり貫いてまいりやす。」
その言葉でかけていたヘッドロックを緩めてくれた。
「それはそうとさ…心配も相当ある。」
今度は隼が大笑いを始めた。
何を言い出すのか想像が出来ているらしく、
後先考えずに決断した私を笑いたいらしい。