【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「ほぉ~聞かせてみろや。」
イジワルそうな顔をしていて
「お酒は飲んでOK?」
「プッ…OKだ。」
「何を話すの?」
「それは、相手によって違うだろうよ。」
「ふ…服は?」
「あぁお袋が用意すんだろ。」
「も…もしかしてドレスとか?」
「何嬉しそうな顔してんだよ。」
「いや別に…。」
「あれだぞおい、お姫様みたいなやつじゃねーからな。」
「わかってるわよそのぐらい。」
私はスマホを取り出すとインターネットでいろいろ調べた。
「勉強熱心だなぁ。」
なんてからかわれても無視だ。
初めての水商売だ。
失礼があってはそれこそ仁義が通らない。
今日のニュースなんかも一生懸命読んだ。
「ねぇ春香さんはやったことあるの?」
「あぁ。たまに借り出されてるよ。上手いもんだ。」
「へぇ。でも春香さんいてくれるなら安心。」