【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
感謝の雪駄
「隼…起きて。」
眠りの浅かったらしい隼。
そんな姿を一度とすら見たことがない私は、毎朝隼を起こすのが大変。
「隼…。はーたん。はーぼう。はーすけ。キャッ。」
ベッドサイドに腰をかけゆり起す私の腕をつかみ
いとも簡単に組敷く隼。
「随分とスキ放題に呼んでんな。」
「だって起きないんだもの。」
「みんなの前で半ケツって呼んでやろうか?」
私の耳元で囁く悪魔のバリトン。