【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
極道へ嫁ぐ日
「由香里、ゆい坊。」
「お父様。」「お爺様。」
「由香里、ゆい坊、お久しぶり。」
「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。」
「志摩子さん。またお会いできて嬉しいです。」
玄関でお爺様と志摩子さんを出迎えた。
だけどそこでお爺様が笑い志摩子さんも笑う。
私はドキドキだ。
「さて、約束は守らなきゃならねぇ。わかっているね?」
「もちろんでございます。」
志摩子さんがお爺様と顔を見合わせると楽しそうに、
「それでは、仁義きらせていただきましょう。」
威勢のいい声を発した。