恋ができるの?third

「わかった!!」
そう言って祐介は川の水をバケツに汲んで次々とみんなで投げてくれた

バシャ!

よし、これで
石を窓に投げつけ
窓を割った

こっから入れば!

「母さん!母さんどこ!」


返事がない
片っ端から探すしか!
あ!いた!

「!!」
「かんなどうした!?」

「母さん!」
そこには
倒れている母さんの姿があった

まさか…
「母さん!母さん!」
「かんな!とりあえず水かけて家から出るぞ!」

祐介が母さんを持ち上げて出口に向かう

家が崩れ始めてる…
あたしは来た道を戻った
戻ると家が崩れ始めた

「あたしたちの家…」

祐介が道端に母さんをゆっくり下ろした
「母さん!母さん!…かあ…さん…っ!」

脈を見ようと腕を持ち上げた時
母さんの腕から赤い滝が流れていた
「…っ!」
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