恋ができるの?third
あれから1週間…落ち着いた

明日から学校…ちゃんと行けるかな?

コンコン
誰か来たみたい
「はい?」

「かんな?葵だけど?」
葵…わざわざ家まで来てくれたんだ
「入りなよ」

「…」

答えてくれない
「葵?」
ドアを開けようとベッドから立ち上がった
「開けないで!」
歩こうとした瞬間葵が叫んだ
「どうして?」

「かんなに…どう顏を合わせればいいのか分かんないから」

「…大丈夫だよ、あれから1週間も経ったんだし」
「でも!」

「大丈夫だから、ね?」

あたしはそう言いながらドアを開けた
「かんな…」

「葵そんなに悲しまないでよ、部屋、入って?」
また泣けてきそう

ありがとう、葵

「…あのね、かんなが来なかった学校での1週間ずっと退屈だったんだよね」

「そっか」

「何度も家に行こうとしたんだけど…かんなのこと思えば思うほど、会ってどうしたらいいのか分かんなくて」

「ありがとう葵、その気持ちだけで十分だから」

もう大丈夫だよ

あたしはそんなに弱くない

「よし!明日から学校行きますか!」
そうあたしが言うと

葵が嬉しそうに

「うん!」
と言った
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