大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
「私も毎日頑張ってる博さんが、

私の腕で安らげるように、一杯、一杯、抱きしめます」

そう言って、博さんを腕一杯に抱きしめた。


・・・幸せな時間。

毎日のように仕事の遅い博さん。

たまに早く帰って来た時は、私の仕事が遅かったり。


でも、顔を合わせれば、必ずどちらかともなく抱き合って、

お互いを確かめ合う。

キスも、sexも大事だけど、ただ抱きしめあう事も、

お互いの存在を確かめるのに、必要不可欠だと私は思う。



私には博さんが必要…博さんには私が必要。


それほど大事な存在であると言う事。


「行ってきます」

「…行ってらっしゃい、気をつけて」


朝6時。博さんは現場に向かっていった。


今日は、私も博さんのいるエリア。

いつものようにお弁当を作って、会社に向かう。

一仕事終えた私は担当エリアに足を進めた。
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