大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
食事が終わり、後片付けをしようと立ち上がるも、

またしても博さんに止められてしまう。

「今日は、オレが全部するから」

「・・・でも」


…本当に大した火傷じゃないんだけどな。

ジッと博さんを見つめる。

…後片付けくらい、出来るからと、目で訴えてみる。


「…ダメ。今日は甘えなさい。

明日からまた、家事は任せる。…明日から帰りが遅くなりそうだから」

そう言った博さんは、優しく微笑む。


「…じゃあ、今夜は甘えようかな」

そう呟くと、博さんは嬉しそうな笑みに変わった。


「やっとそう言ってくれた。

…そうだ、先に風呂に入ってこいよ」

そう言った博さんは私の背中を軽く押した。


「わかりました、お言葉に甘えて、入ってきます」

そう言って観念した私は、着替えを取りに行くと、バスルームに向かった。


…服を脱ぎ、いざ浴室へ。

シャワーを軽く浴び、頭を流す。


「…ッツ」

・・・大した火傷ではないものの、水膨れになっているせいか、

痛みと共に、お湯が滲みる。
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