大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
「博さん、ダメですか?…ダメですよね」

一呼吸置いた岡田がそう呟いた。


「いや、この物件の現場監督は、岡田に任せよう」

オレの言葉に、パッと目を輝かせた。


「いいんですか?」

それでも、やはり半信半疑なのか、確認してきた。


「いいから、岡田に任せると言ったんだ。

飯塚さんにはオレから話しをつけておくよ」


「ありがとうございます!」

笑顔でそう言ったおかだ。

でもオレは真剣な眼差しで次の言葉を放った。


「舞い上がり過ぎるなよ?最高の家にするつもりだ。

手抜きなんか許さないからな」


「はい!わかってます!」


「それじゃあ、明日からよろしく、監督」


オレの言葉に、笑顔で頷いた。
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