大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
13.私たちの未来は・・・
…結婚式まであと6日。

ここまで来て、私たちは離れ離れになった。

自宅に帰れなくなった私は、実家にいた。


「…あら、お帰り」

お母さんは何を言うでもなく、私をいつものように迎え入れてくれた。

いつものように晩御飯を作ってくれて、お風呂に入って、

まだそのままの私の部屋のベッドに潜り込んだ。


…只今の時間、午後11時。

博さんはもう家に帰っているだろうか?

ちゃんとご飯は食べたのかな?

考える事はそんな事ばかり。


コンコン。

そんな事を考えていると、ノックの音が聞こえる。

「・・・はい」

「羽菜、入るわよ」

「・・・うん」

私の返事に、入って来たお母さんは、ベッドの横に座った。


「あ、起き上がらなくていい、そのまま話しましょう」

「・・・何、話しって」

横になったまま、問いかける。


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