大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
華は、すくすくと成長し、6か月になった。

お座りも寝返りも出来るようになった。


「…羽菜、凄く似合ってる」

「…そうですか?…なんだか恥ずかしいです」


…今日は、私と博さんの遅れた結婚式。


「教会の中で待ってるから」

「・・・はい」

私の髪にそっとキスを落とした博さんは、

部屋を出ていった。


一人になった部屋に、お迎えが来た。

「羽菜、行こうか?」

「・・・うん、お父さん、エスコートお願いね?」

「あぁ」

教会の前、お父さんと二人で並ぶ。


「お父さん」

「・・・なんだ?」


「今まで育ててくれてありがとう」

「…バカ、今言うのは反則だろ」

「…あれ、泣いてるの?」

「…羽菜だって泣いてるくせに」

2人は、スタッフに貰ったティッシュで、涙を拭った。
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