大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
「…ところで、今日は結婚記念日ですよね」

そう言ってオレの顔を見た祐司。


「・・・・」

オレは何も言わず、笑って見せた。


「…まさか、忘れてたわけじゃないですよね?

オレでも覚えてるのに」

そう言って怪訝な顔をする祐司。


「…忘れてない」

そう言ってオレは、タバコを吸い終わると、

コーヒーを飲み、仕事に取り掛かった。

祐司の事は放っておいて。


「ちゃんと、祝わなきゃダメですよ」

そう言って、祐司も仕事を始めた。



・・・結婚記念日か。

オレは溜息を一つつくと、仕事に取り掛かった。
< 228 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop