大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
「開けても・・いいです。か?」

私の言葉に、笑顔で頷いた博さん。


その箱を開けた私の目には、涙が一気に溢れ出した。


「…羽菜、初めての結婚記念日の贈り物だ。

…羽菜はいらないって言ってたけど、記念日なんだから、

受け取ってもらえるか?」


博さんがくれたのは、小粒のダイヤが付いた指輪だった。


「博さん・・・あり、がと」

言葉にならないのを必死に言葉にする。



「羽菜を、俺が嫌うわけないだろ?

羽菜がオレを嫌いになる事がある事があっても」

「そんな」

私は首を左右に振る。


「これからも、オレの傍で、妻として、華のママとして、

ずっとここにいてくれよ」


「・・・はい」


「愛してるよ…羽菜」

「私も…愛してます」


・・・その夜の甘い甘いベッドでの密事は、誰にも秘密。




おまけ・・・完
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