大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
…いつものように、片付けを済ませ、洗濯をし、

お風呂に入り、ベッドに潜り込んだ。


…博さんは今頃何をしているんだろう。

手には髪留めが握られたまま、私は眠りへと落ちていった。


…夢の中、博さんに抱きしめられてる自分がいて、

それはそれは、幸せな時間だった。




…朝、目が覚めた私は、現実に引き戻される。


「…本当に、博さんに抱きしめられたらいいのに」

そう思うと、切なくなってしまった。


私はブンブンと頭を振り、起き上がった。

…今日は、博さんに会えるんだから、

見るだけで、それだけで幸せなのよ・・・

そう自分に言い聞かせていた。





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