大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
そんな羽菜が可愛くて、思わず抱きよせていた。

「ひ、博さん?」

くぐもった声で、オレの名を呼ぶ。


「オレ・・・羽菜が好きだよ。…付き合いたい。

付き合ってからでも、お互い知る事は出来るよな?」

オレの言葉に、羽菜はオレを見上げ、頷いた。


・・・まだまだ知らない事ばかり。

でも、今知っている羽菜を、オレは好きだと胸を張って言えるから。

この気持ちを大切にしたい。自分に正直でいたい。


「博さん、好き」

そう言った羽菜は、オレを抱きしめた。


何でもダイレクトに愛情表現する羽菜が凄く愛おしいと思える。


羽菜を抱きしめ思った。


彼女を、幸せにしようと・・・。
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