大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
「どうしたんだ、2人で来るなんて珍しい」
つい、ちょっと棘のある言葉を投げてしまう。
「多田さんとオレの意見が食い違ってるので、博さんに
話しを聞いてもらおうと思いまして‥‥施主さんがですね」
何やら、新たな事を施主から言われたようで、多田さんも、
岡田も、困っているようだった。
一通りの意見を聞き、俺なりの助言をする。
2人はそれに聞き入って、再び意見を言い合い、お昼を少し回った頃には、
解決したようだった。
「やっぱり、大工さんの意見は必要ですね」
改めてオレの存在を評価した岡田。
「いえは、大工さんが仕切るからうまくまとまりますね」
多田さんも同じように評価してくれた。
「それじゃあ俺、工務店に帰って、今後の事をまとめてまた持ってきます」
そう言って岡田は帰ろうとするが、突然踵を返し、オレの所に戻ってきた。
「何?まだ何か言い忘れ?」
オレの言葉に、何やら鞄をがさがさと漁った岡田は、弁当の包みをオレに差し出した。
…これは羽菜のモノで。聞かされていなかったら、
きっと眉間にしわを寄せていたに違いない代物だった。
つい、ちょっと棘のある言葉を投げてしまう。
「多田さんとオレの意見が食い違ってるので、博さんに
話しを聞いてもらおうと思いまして‥‥施主さんがですね」
何やら、新たな事を施主から言われたようで、多田さんも、
岡田も、困っているようだった。
一通りの意見を聞き、俺なりの助言をする。
2人はそれに聞き入って、再び意見を言い合い、お昼を少し回った頃には、
解決したようだった。
「やっぱり、大工さんの意見は必要ですね」
改めてオレの存在を評価した岡田。
「いえは、大工さんが仕切るからうまくまとまりますね」
多田さんも同じように評価してくれた。
「それじゃあ俺、工務店に帰って、今後の事をまとめてまた持ってきます」
そう言って岡田は帰ろうとするが、突然踵を返し、オレの所に戻ってきた。
「何?まだ何か言い忘れ?」
オレの言葉に、何やら鞄をがさがさと漁った岡田は、弁当の包みをオレに差し出した。
…これは羽菜のモノで。聞かされていなかったら、
きっと眉間にしわを寄せていたに違いない代物だった。