大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
「そんなに怖い顔してたか?」

「ええ、それはそれは・・・

最近仕事忙しくて、彼女さんに会えてないんじゃないですか?

今週末は、お休みなんですから、しっかり会って、謝ってくださいよ?」


「・・・あぁ」

ありえない展開に困惑しながら、仕事に戻る。

・・・さっきまであんなに苛立っていたのに、

今度はとてつもない不安に駆られていた。


・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・


それから数時間後。

5時には、祐司が帰っていた。

私用の為と言う事で、ここからオレは独りで作業を進めていく、


仕事の事を考えつつ、羽菜の事も考える。

そんな事をしていると。


「ツッ!」

…オレとしたことが、金づちで、自分の指を叩いてしまっていた。


「大丈夫ですか、博さん!」

そう言って慌てて近寄ってきたのは、多田さんで。
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