君と私の別れの時

お祭り

「うわぁ可愛い……」

お母さんに浴衣着せてもらい、髪をアップし鏡を見て感激していた

「ありがとう！お母さん！」

「いいえーよし！行っておいで！あっ走ったりしちゃダメよ！浴衣崩れるから」

「はーい！行ってくるね」

カランコロン
カランコロン

下駄の足音が心地いい
そんなことを思いながら待ち合わせ場所へと向かった

「ありさっ！」

「薫！わぁきれい！」

薫の浴衣黒色の生地に紫の花をあしらっていてとても薫に似合っていた

「ありさこそ！とっても可愛いよ」

私の浴衣は白の生地に金魚の絵が描かれていてとても涼しげな浴衣だった

「行こっか！」

「うん！」