あの日、あの時、あの場所で



泣き崩れたモモを
支え起こそうとすると
突然警察の制服を着た男の人が私とモモを見下ろした。



「失礼、副署長の池永です。
少し事情を伺いたいのですが。」




男の警察手帳を見て
苺は愕然とした。





「け、警察が、それも副署長が何の用よ!!」




「そちらの岡田さん、信号無視で車に追突したんですが、
その時彼女が運転していた自転車が180キロは出でいたらしいんですよ。
本当だったとしたらスピード違反に信号無視、立派な犯罪だ。」





……そんな!!






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