あの日、あの時、あの場所で







「…キレイ。」







東尋坊の景色と荘厳な雰囲気に感動して





無意識に目から
生理的食塩水が大量に溢れてくる。









頬や口の周りに付いた
凝固したきなこが足下に流される。









現世とあんな学校に未練は無い。













飛び降りることは怖くなかった。











近くで声がする。








「このトリックを使えば、あなたのアリバイは崩れる!!」









……懐かしい声。







どうしてここに蓮次郎が!?








< 35 / 42 >

この作品をシェア

pagetop