恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
生きやすいようになっている
妖精たちと花火を見た翌日は、8日ぶりの休日だった。


一度いつもの時間に目が覚めたけれど、すぐにタオルケットを頭までかぶって、目を閉じた。


今日は起きてやるもんか。


今週は社会人の陽菜ちゃん以上に働いているあたし。


せっかくの休みに早起きする気なんてなかった……ん、だけど。


「月奈、お前柔らかいな」


そんな声が聞こえてきてモゾモゾとお腹の辺りに妙な感触があり、あたしは思わず「ひゃ
っ!?」と、飛び起きてしまった。


そして、タオルケットの中でモゴモゴと動く物体に目をやる。
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