恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「俺のことが見えるやつに、初めて会った!」


美影はそう言って少年のような笑顔を浮かべた。


まるで、普通の人に自分の姿は見えない。


というような言い方だ。


クエスチョンマークを浮かべて美影を見つめていると、「俺、妖精なんだ」と、言葉を続けてきた。


「妖精?」


やっぱり、あたし疲れてるんだ。
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