恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「俺たちは基本的に汚れねぇもん。ちょっとしたことなら、自然回復するからな」


そう言ったのは汰緒だった。


そういえば、沢山タバコを吸っているわりに汰緒から煙のにおいはしない。


「すごぉい、便利ね……」


関心していると、今度は美影が口を開いた。


「っていうか、俺たちに服だの飲食だのが必要だったら、それこそ大変だろ? それぞれに生きやすいように生まれてきているんだよ」


「なんだか、美影にしてはいい事言うね」
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