恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
お母さんかな?


朝ご飯の準備ができたから、呼びに来たのかもしれない。


そんな事を思って手早く着替えをしていると、部屋のドアが開いた。


そして、そこから顔をのぞかせたのは、陽菜ちゃんだった。


今日は休日なのか、まだパジャマ姿のままの陽菜ちゃんが「ちょっと話したいことがあるの」と、部屋に入ってきた。


「いいけど……」


あたしはTシャツをスルンと着て、ベッドに座った陽菜ちゃんの横に、腰を下ろした。



「話って、なに?」
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