恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「本気だったらどうするの?」


「えっ……ちょっと、待って? 陽菜ちゃん、白堵たちが見えていたの?」


そう訊ねると、陽菜ちゃんは無言でうなづいた。


うそっ!!


昨日のあれ、全部見えていたの!?


とたんに、白堵にキスをされたことを思い出して、顔が熱くなっていく。


「あたしもね、同じことがあったのよ」


そして、陽菜ちゃんは静かに離し始めた……。
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