恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
陽菜ちゃんの彼氏
「あたしの彼氏ね、妖精だったんだ」


「えっ!!?」


陽菜ちゃん、今なんて言った?


彼氏が妖精だったって、そう言った!?


驚いて目を丸くし、次の言葉をなくすあたし。


「職場に置いてある少し古いパソコンの妖精。名前は彗(スイ)。


最初彗や、他の妖精たちが見えたとき、本当に驚いた。


でも、一緒に過ごすうちに徐々に慣れて行って、そして彗に惹かれていく自分がいた」


そして、陽菜ちゃんは『彗』を思い出したように軽くほほ笑んだ。

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