恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「そうだね」


あたしは、陽菜ちゃんの言葉にうなづく。


「月奈に秘密を話したらスッキリした! 朝ご飯食べに行くよ?」


そう言って、あたしより先に部屋をでる月奈ちゃん。


あたしは慌ててその後に続きながら、4人のほうを振り向いた。


4人は一様に、笑顔であたしに手をふっている。


だから、あたしも笑顔で手を振りかえした。


陽菜ちゃん、誰にも言えずにずっと我慢していたんだろうな……。


それが、やっと今日言えたんだよね。


少しは、心が軽くなったかな……?
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