恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「まぁ、見た目の悪い妖精は少ないんじゃねぇかな? 人間の綺麗な心が俺たちを作るんだからな」


「そっか……」


じゃあ、可愛い妖精と出会ったら、美影はそっちに行っちゃうのかな?


種族が同じ妖精同士のほうが、楽しいんじゃないかな?


「今度は何考えてんだよ?」


「……別に」


なんとなく切なくなって、あたしはあいまいに答えた。


「こんな時、同じ人間だったら頭なでてやったりできるのにな」
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