恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
その瞬発力は驚くほどで、身軽さに一瞬あぜんとしてしまう。


そうこうしていると、いつの間には2レジから外へ出ていた白堵が足元へと駆け寄ってきた。


「2人きりなんてずるいよ! 僕も混ぜて!」


ぴょんぴょんとジャンプする姿が可愛くて、あたしはしゃがみ込んで白堵の手のひらに乗せると、美影とは逆の肩に乗せた。


「仕方ないなぁ、2人とも」


とか、言いながらも内心ちょっと嬉しい。


美影と白堵のこと、好きだなぁ……。

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