恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
なんて考えて、ハッとする。


好きは好きだけど、恋愛感情とかそういうことではなくて!!


と、自分自身に言い訳をする。


ぶんぶん首をふっていると「何やってんだよ」と、美影の声が聞こえてきた。


「な、なんでもない」


そう言って、休憩室へと入っていく。


部屋に入るとほぼ同時に、菜戯と汰緒の2人が姿を現した。


汰緒は灰皿のタバコを拝借して自分用に小さく作り直し、吸っている。


案外起用なのかな?
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